部屋を明るく照らすだけでなく、インテリアのアクセントとしても取り入れたいペンダントライト。デザインや光の色、明るさだけでなく、「吊るす高さ」にもこだわると、快適な住空間を演出します。
そこで今回は、ペンダントライトを吊るすのによい高さを解説するとともに、【部屋別】おすすめの照明とコーディネート術をご紹介します。
部屋に合うペンダントライトを選びたい、おしゃれな部屋づくりがしたい、ペンダントライトの吊るす位置を知りたい、という方のお役に立つ記事ですので、ぜひ最後までご覧ください。
ペンダントライトを「吊るす高さ」に迷っていませんか?
ペンダントライトを購入したものの、「吊るす高さ」が分からず迷う方は多いのではないでしょうか。
素敵なペンダントライトがあっても、それを吊るす高さが適切ではない場合、光が眩しく感じられたり、インテリアとして素敵に見えなかったりします。
予め、ペンダントライトを吊るす高さの目安を覚えておくと、快適な住まいづくりに役立ちます。
ただし、どのペンダントライトでも、全てが一律に同じ高さに吊るせばOKというわけではありません。
これからご紹介する「ペンダントライトを吊るす高さを決める際のポイント」をチェックしながら、ご自分の部屋に照らし合わせて最適な位置を設定してみてはいかがでしょうか。
「ペンダントライト」を吊るす高さを決めるポイント
ここでは、「ペンダントライト」を吊るす高さを決めるポイントを解説します。おしゃれなだけでなく、快適に過ごせる空間づくりに役立つポイントですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1.一般的な高さの目安は?
ペンダントライトの下部がテーブルの天板から約60~70cm程度の高さに吊るされることが一般的です。こうすることで、照らしたい場所に向けて均一に光が行き渡ります。
2.テーブルの「天板のサイズ」に合わせる
ペンダントライトを吊るす高さは、テーブルの天板のサイズによっても変わります。ペンダントライトの下にテーブルを置く場合、食卓全体をしっかりと照らすように設置する必要があります。
たとえば、ダイニングテーブルの幅が150㎝くらいであれば、シェードの直径はその約3分の1を目安にして50㎝くらいを選ぶとよいでしょう。
食卓を隅々まで照らすよう高さ約60~70cm位を目安に調整してみてください。
3.照明のデザインに合わせる
ペンダントライトのシェードのデザインやサイズ感に合わせて、吊るす高さを調整するのも大切なポイントです。
たとえば、シェードが広がったタイプのペンダントライトであれば、少し低めを意識して吊るすことで、光がほどよく広がります。
4.光が眩しく感じられない位置に
ペンダントライトを吊るす位置が適切ではない場合、眩しさを感じてしまうことがあります。
特に目の高さに近づけてしまうと眩しく感じられるため、注意が必要です。
ペンダントライトの光が直接目に入らないように、立った状態だけでなく座った状態でも光の具合を確認するようにしましょう。
5.安全性にも配慮を
ペンダントライトは低めに吊るした方が、おしゃれで快適な空間をつくることができます。ただし、安全面での配慮も必要です。
立ち上がる時に、ペンダントライトのシェードなどに頭をぶつけないようにする、グラつかないように安定して設置できる高さに吊るすなど、安全性にも十分に配慮しましょう。
6.部屋の役割に合わせて高さを調整
ペンダントライトの吊るす高さは、部屋の役割や用途に合わせて変える必要があります。
たとえば、キッチンの手元を照らすペンダントライトの場合は、作業領域にしっかりと光が行き渡る高さに吊るします。
またリビングであれば、ソファやローテーブルの位置に合わせて、目線の少し上を目安に吊るし、光がリビングの全体を照らすように配慮します。
ほかにもダイニング、トイレなど部屋の広さや用途もさまざまであるため、眩しさを感じないことを念頭に、高さを調整してみましょう。
【部屋別】インテリアコーディネート術とおすすめのペンダントライト
それでは、ここからは部屋別におすすめのペンダントライトをご紹介するとともに、照明を含めたインテリアコーディネートのコツを見ていきましょう。
あなたも、ペンダントライトを取り入れたインテリアコーディネートの魅力を感じられるはずです。
【リビング】「アクセントカラー」で部屋をおしゃれに
家族が集まるリビングは、住まいのなかでも特にインテリアにこだわりたい場所。ペンダントライトも、リビングインテリアのアクセントになる「デザイン」を選んでみましょう。
ペンダントライト「LAMPby2TONE」は、北欧テイストのナチュラルで洗練されたデザインが特徴です。
すっきりとシンプルなフォルムですが、バイカラーとなっており消灯している時間もアイキャッチになります。
3灯タイプになっているため、リビングのソファースペースを明るく照らします。また、常夜灯も備えているため、時間帯やシーンに合わせて明るさを使い分けることも可能です。
【リビング】リビングに照明でデザインをプラス
こちらは、カラフルなカラーリング、ガーランドをモチーフにしたおしゃれなデザインが施されたペンダントライト「TRICA〔トリカ〕」。
シンプルインテリアにも映えるデザインで、リビングを華やかに彩ります。部屋をしっかりと照らす3灯タイプであるため、主照明として取り入れるのも◎です。
また、リビングはもちろん、部屋を楽しい雰囲気に仕上げたい子ども部屋にもぴったり。お子様も、インテリアの楽しさを感じられることでしょう。
TRICA〔トリカ〕のように、デザイン性のあるシェードを取り入れたときには、ソファやチェアなどの家具、ラグなどのファブリックアイテムを無地で揃えると、柄が混在せずにおしゃれにまとまります。
こちらの事例のように、大人の雰囲気を醸し出すネイビーカラーのソファに、可愛らしい照明をプラスすることで互いを引き立てることができますよ。
【ダイニング】ダイニングテーブルのテイストに合う照明を
モダンインテリアやヴィンテージインテリアによく合う、ペンダントライト「PiENi〔ピエニ〕3灯タイプ」。シンプルかつミニマルなデザインは、リビングインテリアになじむため、全体が品よくおしゃれにまとまります。
直径は30cmとテーブル上に吊るすのにも適したサイズ感で、ダイニングにもぴったり。また、チェーン長さ52cm(長さ調節可能)も付いているため明るさの調整がしやすく、寝室や書斎などの個室に取り入れるにもおすすめです。
ダイニング照明は、ダイニングテーブルのテイストに合っていることが選ぶ第一条件。色やデザインだけでなく、素材感も近いものを選ぶとまとまりのあるインテリアに仕上がります。
【ダイニング】ダイニングテーブルに合わせて、木の質感を照明にも
円錐型をモチーフにした「GiGi(ジジ)マットカラー」は、スチールシェードをベースに、天然木集成材(ホワイトアッシュ)を取り入れた異素材ミックスが新しいペンダントライト。
北欧デザインを思わせる、洗練されたフォルムが魅力です。
先ほども触れましたが、ダイニング照明はダイニングテーブルに合わせて選ぶのが◎です。こちらの事例のように、ダイニングテーブルの木の質感とシェードに使われた天然木がリンクさせれば、温かみのある心地よいインテリアを演出します。
シンプルになり過ぎると少し寂しく感じられる場合は、色を取り入れたシェードを選ぶのがよいでしょう。
「アイキャッチになるカラー」を照明でプラスして、楽しい雰囲気のダイニングスペースに仕上げてみてはいかがでしょうか。
【キッチン】同アイテムを複数並べておしゃれに
キッチンカウンターに吊り下げるのに適しているのは、複数並べて設置可能なコンパクトタイプのペンダントライト。
こちらの事例に取り入れられている 「Pieni〔ピエニ〕(1灯コンパクトタイプ)」 は、テイストを選ばず取り入れやすいシンプルデザインが魅力です。
こちらの事例のように、潔く同じ素材、色を並べることでまとまりが生まれ、上質感のあるおしゃれなキッチンインテリアを実現します。
【キッチン】連灯でリズミカルなキッチンインテリアに
ガラスのシェードが軽やかな、ペンダントライト「GiGi little〔ジジ リトル〕」を取り入れたキッチンカウンターの事例です。
シェードの直径21×高さ18.5cmと小さなサイズ感になっているため、連灯で取り入れるとリズミカルなインテリアを実現します。
ガラス製以外にも、マットカラーのスチールシェードもご用意しています。アクセントに天然木集成材(ホワイトアッシュ)を組み合わせているため、木製家具や明るい樹種のキッチンカウンターにもなじみ、ナチュラル感を演出しています。
こちらの事例のように、デザインが素敵なキッチンツールをディスプレイしながら収納すると、カフェのように絵になるキッチンに仕上がりますよ。
【トイレ】清潔感溢れるコンパクトなペンダントライトを
清潔感のある白で統一されたトイレインテリア。限られた空間でも圧迫感のないペンダントライト 「Pieni〔ピエニ〕 1灯コンパクトタイプ 」は、すっきりとしたフォルムでどのタイプのトイレにもなじみます。
トイレにペンダントライトを設置する際には、立ち上がった時にシェードに頭をぶつけないよう、ご家族の体格に合わせて吊るす高さを十分に検討してみてください。
【トイレ】ヴィンテージテイストでまとめれば、統一感のある空間に
トイレは限られた空間であるため、インテリアのテイストを統一しやすい場所。テイストが決まれば、アイテム選びも迷うことはありません。
こちらは、ヴィンテージテイストの空間によく合う、「1灯ペンダントライトJUKE〔ジューク〕」。 19世紀の工業用照明にインスパイアされた、インダストリアルデザインが目を惹きます。
味わいのあるスリット入りガラスと、無骨さを演出するチェーンの組み合わせがおしゃれ。チェーンの長さは4か所に付けたカラビナで調整できるため、お好みの高さに調整していただけます。
ペンダントライトの「吊るす高さ」を工夫して快適な空間に
ペンダントライトを吊るす高さを調整することで、おしゃれに見えるだけでなく、光が隅々まで広がったり、心地よい光に感じられたりと、「快適性」も変わります。
あなたも、記事で触れたポイントを参考に、あなたの暮らしに最適なペンダントライトを、そして最適な吊るし方を選んでみてはいかがでしょうか。