「ちゃんと、ランドセルを片づけなさい!」―― 小学生のお子さまがいるご家庭では、日常的に飛ぶセリフでしょう。あなたも、床に転がるランドセルに悩まされていませんか?
そんなご家庭におすすめしたいのが、ランドセル収納です。ランドセル収納があれば「ランドセルの定位置」が決まり、お子さまが迷わず自分で片づけられるようになります。
本稿では、家具通販店のエアリゾームがおすすめする「おしゃれなランドセル収納」をご紹介します。ランドセル収納の選び方も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
インテリアに調和する!おしゃれなランドセル収納・ラック5選
それではさっそく、エアリゾームがおすすめする「おしゃれなランドセル収納5選」をご紹介しましょう。ランドセル収納選びのヒントになれば幸いです。
FAVORI (ファボリ):ランドセルや学用品、お洋服をまとめて収納
FAVORIは、お子さまのランドセルや学校用品、そしてお洋服までひとまとめに収納できるマルチハンガーラックです。小回りの利くキャスター付きですから、お掃除や模様替えもラクラクできますよ。
FAVORIの棚板はすべて可動式で、工具なしで手軽に高さを変更できます。お子さまの年齢や持ちものに合わせてレイアウトを変えれば、ムダなく収納できて、整理整頓がはかどるでしょう。
FAVORIは、木目調の天板とシンプルなスチールフレームで構成されていて、スッキリした見ためです。大人っぽいインテリアにも合わせやすいですので、お子さまが成長されても使い続けられます。
カラーバリエーションは「ナチュラル×ホワイト」と「ライトブラウン×ブラック」の2種類をご用意しています。サイズも4タイプありますので、さまざまなお部屋に合わせてご購入いただけます。
Meryl (メリル):ランドセルと洋服をしまえるキッズハンガーラック
Merylは、ランドセルと洋服をまとめてしまえるキッズハンガーラックです。カバンや帽子も掛けておけますので、通学に必要な身の回り品をセットで収納していただけます。
Merylがあれば「服はここ、ランドセルはここ」とお子さまが自分で判断しやすくなります。「今日はこの服にしよう」と自分で決めたり、ひとりで着替えたりしていただくのに便利ですよ。
Merylのサイズは「横幅50×奥行36×高さ109cm」です。スリムでコンパクトな大きさですから、子ども部屋だけでなく、玄関やリビングの片隅にも置きやすいです。
Merylは明るい色味の天然木とマットホワイトのスチールフレームで構成されていて、北欧モダンやコースタルスタイルのお部屋にぴったりです。インテリアにこだわりたい方に、おすすめですよ。
porone (ポロネ):キャスター付きのマルチワゴン
poroneは、キャスター付きのマルチワゴンです。たっぷり入るバスケットで、学用品やランドセルをひとまとめに収納しておけます。必要なときにサッと手元に引き寄せられますので、便利ですよ。
デザインも、poroneの魅力のひとつです。表情豊かな天然木のフタや支柱と、落ち着いた雰囲気のマットスチールのバスケットが、モダンで優しい印象を醸し出しています。
poroneなら、ランドセルに限らず、さまざまなものを収納できます。ダイニングで取り皿や調味料を運ぶワゴンにしたり、リビングでソファの横に置くサイドテーブルにしたり、と使い方いろいろです。
サイズのバリエーションは、2段タイプと3段タイプがあります。スチールバスケットのカラーも、ホワイト・グレー・ブラックの3色をご用意していますので、お部屋に合わせてお選びください。
SILA (シーラ):ランドセルを引っ掛けておけるバックパックスタンド
SILAは、ランドセルを引っ掛けておくのに便利なバックパックスタンドです。床に置きっぱなしになりがちなランドセルを、サッと掛けるだけで簡単に収納できる優れものです。
SILAには、小さめのバックを引っ掛けられるフックが付いています。習字セットや絵の具セットなどを掛けておくと、翌日の忘れものを防止できるのではないでしょうか。
SILAなら、ハンガーに掛けたままランドセルを開けて、中身の出し入れができます。教科書の入れ替えをするときに、とっても便利です。ランドセルを机や床に置き直さなくて済みますよ。
SILAはシンプルデザインですから、壁際に置いておけば目立ちません。インテリアをそこないにくいです。しかも、土台が壁付けできる半円状ですので、壁にぴったりくっつけて立てておけます。
グローアップデスク:収納のレイアウトを変更できる学習机
グローアップデスクは、お子さまの成長に合わせて収納のレイアウトを変更できる学習机です。天板の両サイドに、置き場所に困りがちなランドセルをサッと掛けておけるフックが付いています。
グローアップデスクのデザインは、末永く使っていただけるように、学習机と思えないほどシンプルです。お子さまはもちろん、大人の方にも快適にお使いいただけるデスクですよ。
グローアップデスクは、省スペース設計なのに大容量の収納力を持っています。卓上と足元に可動棚、天板下に引き出し収納があり、欲しいものにサッと手を伸ばせて便利です。
卓上の可動棚は、7cmピッチで高さを変えられます。可動棚を上げて天板を広く使ったり、低めにしてモニター台にしたり、お子さまの学年や学習スタイルに合わせた使い方が可能です。
わが家にぴったりのランドセル収納を選ぶ方法
つづいて、ランドセル収納の選び方をご紹介しましょう。ランドセル収納は、どんなところに気をつけて選べばいいのでしょうか?
どんなタイプの収納があるか、知っておこう
まずは、ランドセル収納の種類を知っておきましょう。ランドセル収納にはいくつかのタイプがありますので、お子さまやお部屋の都合に合わせて選んでいただくとよいでしょう。
代表的なものを4つご紹介します。
【ラックタイプ】は、種類が豊富で収納力がある
ラックは「整理棚」のことを指します。ランドセルラックは種類が豊富ですので、お好みのデザインのものが見つかりやすいでしょう。
高い収納力も、ランドセルラックの特徴のひとつです。棚だけでなく、ハンガーバーが付いていて洋服を掛けられるものもあります。
サイズの大きいものが多いので、置き場所を決めてから、そのスペースに合うものを選ぶとよいでしょう。
【ワゴンタイプ】は、コンパクトで小回りが利く
ワゴンとは「移動式の収納台」のことです。一般的にキャスターが付いていますので、移動のさせやすさが最大の魅力です。
ワゴンなら、サッと手元に引き寄せたり、パッとお部屋の片隅に移動させたりできますよ。背が低いものが多いので、学習机の下に入れ込むこともできます。
ワゴンには、複数の棚や引き出しが付いているものが少なくありません。ですから、収納力も期待できるでしょう。
【スタンドタイプ】は、場所を取らない
スタンドタイプには、ランドセルを掛けておくハンガーが付いています。「リュックタイプのカバンの収納に特化した家具」と言えるでしょう。
フォルムがコンパクトですので、置く場所を選びません。玄関やリビングの片隅にも、置きやすいです。
ハンガーにランドセルを掛けたまま、中身の整理ができます。教科書の入れ替えをする際、床や机に置き直す必要がなく便利です。
机に備え付けの【フックタイプ】なら、収納家具を買わなくて済む
机に備え付けのフックタイプなら、ランドセルをサッと引っ掛けるだけで収納できます。場所を取らず、専用の家具を買う必要もありません。
ただし、他のタイプに比べて耐荷重が低めです。教科書がギュウギュウに詰まったランドセルを長時間掛けておくのは、おすすめしません。
あくまで簡易収納とお考えいただき、一時的、あるいは中身を出した軽いランドセルの収納にご活用いただくとよいでしょう。
色やデザインをインテリアと調和させよう
ランドセル収納の種類を把握したら、次はインテリアコーディネートにも目を向けてみましょう。
インテリアとは「内装、家具、照明」など、お部屋内部の装飾に関連するものを差します。インテリア全体に統一感を持たせると、お部屋の雰囲気がよくなります。
インテリアコーディネートのコツを、ふたつご紹介しましょう。
コツ1:他の家具とスタイル(色、素材、デザインなど)を合わせる
お部屋にある家具と、スタイル(色、素材、デザインなど)を合わせてみましょう。ランドセル収納であれば、以下の家具のスタイルと合わせてみてください。
子ども部屋に置く場合 | 学習机、デスクチェア、ベッド、タンスなど |
---|---|
リビングに置く場合 | ソファ、センターテーブル、テレビボードなど |
たとえば、学習机がナチュラルな色の木製なら、ランドセル収納もナチュラルな色の木製にすると調和します。
学習机が木製天板とスチールフレームで構成されているなら、ランドセル収納もスチールフレームで木製の棚板を使っているものが合うでしょう。
ちなみに、スタイルには「様式」がありますので、それを参考にしてもいいです。様式になっているスタイルの例をご紹介します。
- ミニマリストスタイル
- モダンスタイル
- スカンジナビア(北欧)スタイル
- ミッドセンチュリーモダンスタイル
- ブルックリンスタイル
- インダストリアルスタイル
- レトロスタイル
- コースタルスタイル
- フレンチカントリースタイル
- シャビーシックスタイル
上述のスタイルは、年代や地域の影響を色濃く受けて「様式化」されています。様式特有の家具の特徴をマネると、そのスタイルの雰囲気を醸し出せるインテリアコーディネートができるでしょう。
たとえば、スカンジナビアスタイルであれば、天然木・明るい色・シンプルなラインが特徴的です。ミッドセンチュリーモダンスタイルなら、素材のミックス・有機的なライン・レトロな色が特徴です。
お好きなスタイルをひとつ見つけておくと「センスあるね!」と言われる家具選びがラクにできるようになりますよ。
コツ2:内装とカラーコーディネートをおこなう
インテリア全体のカラーコーディネートがビシッと決まると、空間の質がランクアップします。色彩の調和も、心がけてみましょう。
とは言え、ランドセル収納の色にこだわるだけでは空間の色彩の調和を図れません。「学習机、デスクチェア、ランドセル収納」などをセットで購入する入学前のタイミングがチャンスです。
カラーコーディネートのポイントは、色彩の配分を意識すること。メインカラーとサブカラー (アソートカラー)、そしてアクセントカラーの割合を「70:25:5」くらいの割合にするといいですよ。
- メインカラー:壁や天井のホワイト
- サブカラー:床やドアの色(多くは茶系の色)
- アクセントカラー:アートやクッション、観葉植物の色
家具類は、メインカラーかサブカラーのグループに入れるとカラーコーディネートしやすいでしょう。
メインカラーに入れるなら、壁紙に合わせてホワイト系の家具を選んでみましょう。家具とメインカラーがなじみますので、お部屋が広く、あるいは明るく感じられるようになります。
サブカラーに入れるなら、床の色になじむ茶系の色を選んでみましょう。家具を引き立たせたり、あるいはお部屋を落ち着いた雰囲気にしたりできますよ。
モダン系やインダストリアル系のスタイルでは、ブラックをサブカラーやアクセントカラーに取り入れるケースもあります。様式化されたスタイルのカラーコーディネートをマネるのも、グッドです。
スペースを有効活用しよう
ご紹介したとおり、ランドセル収納にはいろいろなタイプがあり、サイズも多様です。まずは置き場所を決めて、その空間のサイズに合うものを買うとよいでしょう。
場所に余裕があるなら、ラックタイプがおすすめです。ランドセルだけでなく、服や学用品も収納しておけます。
場所に余裕がないなら、スタンドタイプが便利です。ランドセルより少し大きいくらいの面積があれば置けます。
キャスター付きのワゴンも、スペースがないお部屋の強いミカタです。必要に応じて移動できますので、スペースを有効活用しやすいでしょう。
お子さまが率先してお片づけしてくれる収納とは
ランドセル収納は、お子さまが使うものです。ですから、ただ「おしゃれ」なだけではいけません。お子さまが率先してお片づけしてくれるものを選びたいですよね。
では、どんなランドセル収納なら、お子さまが率先して活用してくれるのでしょうか?―― ここで重要なのが、お子さまの性格です。
たとえば、整理収納が好きな几帳面なお子さまには、細かく分けられる収納がいいでしょう。整理収納が苦手なおおらかなお子さまには、大ざっぱに分けてしまえる収納が合っています。
几帳面な子ども | ひとつひとつ、ものの置き場所を決め、決めた置き場所に戻せる。ラックタイプなど、たくさんの収納場所を確保できるものがおすすめ。自分で3定(定位・定品・定数)収納を実施してくれる。 |
---|---|
おおらかな子ども | 杓子定規な3定収納は不向き。スタンドタイプでカバン収納コーナーをつくるなど、大ざっぱな収納を実践する。スタンドタイプなら教科書の入れ替えもラクなので、お片づけが定着しやすい。 |
ところで、収納で大事なことは「しまい方」だけではありません。その前段階で必要な以下のふたつのほうが、もっと大切です。
- 要るものと要らないものを分けるための選別基準を明確にできること
- 要らないものを処分する(捨てる、売る、あげる)決断力を持つこと
上述のふたつができて、初めて「しまい方」が生きてきます。ランドセル収納を購入する前に、まずは選別と決断にチャレンジしてみてください。
お子さまにとって本当に必要なものだけが残ると、どんなランドセル収納を購入すべきかはっきりするでしょう。
まとめ:ランドセル収納・ラックがあると、お部屋がスッキリ
おすすめのランドセル収納や、ランドセル収納の選び方をご紹介しました。いかがでしょうか?お好みの商品は見つかりそうでしょうか?
ランドセル収納を選ぶ際、インテリアに合わせることが大切ですが、お子さまの性格に合わせることはもっと大切です。ぜひ、お子さまと相談しながら、お片づけが定着しそうなものを選んでください。
お子さまにぴったりのランドセル収納を選べたら、日々の生活がより快適になるでしょう。本稿を参考に、あなたもこだわりのランドセル収納を選んでみませんか?