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インダストリアルインテリアとは|実例7選と上質感を生むコツ解説

インダストリアルインテリアとは|実例7選と上質感を生むコツ解説

※この記事は、2024年3月18日時点の情報です。公開時から商品情報が変更となっている場合がございます。

「インダストリアルインテリアってどんなもの?」

「どうすればインダストリアルインテリアになるんだろう?」

インダストリアルインテリアとは、一言でいえば
無骨でヴィンテージ感漂うインテリア」のことです。

古い工場や倉庫を落とし込んだインテリアスタイルですので、
その成り立ちから無機質な特徴が強く、生活感が薄いといえます。

「ソファに寝転んでくつろげるリラックス空間」というよりは
「カフェのような落ち着く空間」に近いでしょう。

無骨でありながら、こだわりの光る上質な質感が特徴的なスタイルです。

インダストリアルインテリアの質感を再現するには、
次の5つのポイントが大切となります。

【インダストリアルインテリアの質感を再現するポイント】

・「本物」の質感にこだわる
・金属やコンクリート、ガラスなどの無機質な素材をメインに配置する
・木材は「ウォールナット材」のような高級感を感じる濃いブラウンを選ぶ
・テーマカラーは「グレー7:ブラック2:ブラウン1」の割合をベースにする
・ヴィンテージ感はレザーソファを取り入れて演出する

上記のポイントを押さえることで、
インダストリアルインテリアに仕上げられます。

しかし、言葉だけでは具体的にどのように配置するのか、
どんなアイテムを選んだらいいのかなど、迷う方は多いでしょう。

「なんとなくこうかな」という曖昧なイメージで進めてしまうと、
「想像していたのと何かが違う…」
「なんだかダサく見える…」
そんな失敗につながる恐れもあります。

せっかくインテリアにお金をかけるのですから、おしゃれにカッコよく、
ハイセンスなインダストリアルインテリアに仕上げたいですよね。

そこでこの記事では、
インダストリアルインテリアの実例を交えて、
インテリアのコツを解説していきます。

インダストリアルインテリアは自分のこだわりが強く光るスタイルだからこそ
まずは参考となる例を見て、仕上げたい方向性を決めることが大切だからです。

実例を見れば「そうそう!こんな部屋にしたいんだ!」
と自分の中のイメージが具体化されるでしょう。

【この記事のポイント】

・インダストリアルインテリアの質感を再現するポイントが図でわかる!
・インダストリアルインテリアの実例を挙げて、図とコメントでコーデのポイントを解説
・ツイートや図を交えてハイセンスに仕上げるコツを紹介

記事を最後まで読んでいただければ、
「インダストリアルインテリアをどのように仕上げるのか」がしっかりと掴めます。

ダサくなって失敗したくない、という方向けに
「ハイセンスに仕上げるコツ」もご紹介していますので、
おすすめアイテムとあわせてぜひ参考にしてくださいね。

目次

1.インダストリアルインテリアとは「無骨でヴィンテージ感漂うインテリア」

インダストリアルインテリアは、
無骨でヴィンテージ感漂う、落ち着いた雰囲気のあるインテリアです。

20世紀の始めごろ(1920年代~)アメリカに登場し、
実に100年以上の歴史があるスタイルですね。

インダストリアル(industrial)とは「工業的な」という意味を持ち、
アメリカの古い工場や倉庫の雰囲気や内装を、
住まいのインテリアに落とし込んだのがその成り立ちとなっています。

具体的には、工場内の構造や機械の配線などがむき出しになった様子や、
長い時間放置され、劣化した建材の状態をイメージさせます。

また、無機質な、冷たい印象もあります。工場や倉庫は、
そもそも人の生活する場所ではないからです。

静けさや落ち着きがある反面、
リラックスできる雰囲気は感じにくいでしょう。

【廃工場のイメージ】

工業的な雰囲気のあるインテリアには、
「ブルックリンスタイル」もあります。

素材感や無機質な雰囲気は似ていますが、
全体的にグレーの印象が強いインダストリアルインテリアに比べると、
レンガのブラウンが暖かみやカジュアルさを感じさせるインテリアですね。

POINT!
インダストリアルインテリアには、
ゴツゴツしたシルエットのアイテムだけでなく、
流線型(ストリームライン)のデザインを取り入れる場合もあります。

流線型デザインとは、同年代(1930年代~)にアメリカで流行したもので、
下記のような無駄を極力削ぎ落し、曲線をシンプルに活かした機能美が特徴的なデザインです。
インダストリアルインテリアが生まれた当時の流行を象徴するデザインを合わせることで、
その時代独自の空気感が加わり、インテリアに奥行きや深みをプラスしてくれるでしょう。

2.インダストリアルインテリアの実例7選を商品とセットで紹介

インダストリアルインテリアのイメージを確認したところで、
実際にどんなコーディネートがあるのか、実例を見ていきましょう。

2-1. レザーソファでヴィンテージ感をアップさせたコーデ
2-2. 褪せた色調が落ち着いた雰囲気のあるダイニングコーデ
2-3. 飾り気のないアイテムで無機質さを表現したコーデ
2-4. 重厚感と高級感、落ち着いた大人の渋みを感じるコーデ
2-5. ホワイトを取り入れて明るくまとめたコーデ
2-6. ブラックとホワイトのメリハリがカッコいいコーデ
2-7. 明るいアクセントカラーでカジュアルさを加えたコーデ

おすすめのエア・リゾームのアイテムもあわせてご紹介しますので、
ぜひ参考にしてくださいね。

2-1. レザーソファでヴィンテージ感をアップさせたコーデ

1つ目の実例は、レザーソファをメインに全体を濃いグレーでまとめたコーディネートです。

窓側の壁はレンガを用いていますが、
そのほかの壁も床も暗いグレーなので、
薄暗い廃工場のような雰囲気が感じられます。

壁の塗装が均一でなく、
粗さの残る風合いになっているのも
無機質さを感じるポイントです。

また、チェアや照明、滑車付きのテーブルなど、
機械っぽさを感じる金属素材を取り入れていることも、
インダストリアルインテリアに仕上げるコツの一つとなります。

最後に特筆すべきは、中央に配置されたレザーソファですね。

薄暗い印象を受ける空間の中心に、
オレンジみのあるブラウンが目を引きます。

インダストリアルインテリアと彩度の高い色は
あまり相性が良くありませんが、レザーの色は別です。

レザーはヴィンテージ感のある素材ですので、
工業的な空間に馴染みやすく、彩度と明度のメリハリを生みます。

一段上のおしゃれなインテリアに仕上げるポイントとして取り入れてみましょう。

▼▼▼

こちらのコーデにおすすめのアイテムは下記の通りです。

レザーソファに、ガラスの照明、アイアン+木材の
ヴィンテージ感のあるアイテムを活用しましょう。

2-2. 褪せた色調が落ち着いた雰囲気のあるダイニングコーデ

2つ目の実例は、グレーと彩度の低いブラウンで統一された、
落ち着いた雰囲気のあるダイニングです。

ブラウンは暖かみが出やすく、
赤みが強いとブルックリンスタイルのようにカジュアルさが漂うため、
インダストリアルインテリアのベースカラーにするには少し難しい色です。

しかし、こちらのコーデでは、
レンガの壁と木材のフローリングのどちらも、
経年劣化したような褪せた色をしています。

ブラウンを中心に使うなら、
グレーがかった彩度の低い色を使うか、
部分的にグレーを取り入れるとまとまりやすいでしょう。

実例ではやや汚れたような風合いのコンクリート壁を配置し、
イキイキとした生活感でなく、寂れた工場にある落ち着いた雰囲気を感じさせます。

ダイニングという生活の場でありながら無機質さを漂わせるのは、
配置されている家具の素材感によります。

ダイニングセットの木材はつやのない古材風で、脚は無骨な金属製。

光源がむき出しのガラスの照明とともに、
硬質さと、年月を経て人の活気が失われたような、冷たい印象を受けます。

▼▼▼

こちらのコーデにおすすめのアイテムは下記の通りです。

シーリングライトにガラス製のものを用い、
木目の美しいダイニングセットを合わせましょう。

実例のように壁の余白を出すと生活感が薄れますが、
一面壁だと物足りない場合は、
時計など壁装飾をさりげなく使うとおしゃれですね。

その際は、オールドアメリカンな雰囲気に合う、
レトロなデザインを選びましょう。

2-3. 飾り気のないアイテムで無機質さを表現したコーデ

3つ目は、飾り気のないアイテムをシンプルに配置して、
無機質さを前面に押し出したコーディネートです。

コンクリートの壁には長く雨に打たれたような、
床には擦れたような塗りの粗さが、
廃工場の寂れた雰囲気を漂わせています。

風雨にさらされて自然と変化したような質感、
手をかけずむき出しとなった素材感を意識すると、
工業的な冷たさを表現できるでしょう。

実をいうと、インダストリアルインテリアは、
ベースとなる壁や床の印象で決まる部分が大きいスタイルです。
そのため、壁や床の色や質感にこだわったあとは、
家具はシンプルに配置するほうが良いでしょう。

実例では、主な家具はベッドと鏡、デスクセット3つだけです。
いずれも飾り気がなく、機能を重視したデザインですね。

配置するアイテムを最小限にすることで、
壁や床の面積を広く見せ、空間の無機質さを表現しています。

▼▼▼

こちらのコーデにおすすめのアイテムは下記の通りです。

装飾がなくシンプルなもの、
アイアンの枠がすっきりとしたものを選ぶと、
無機質な雰囲気に仕上がりやすくなります。

2-4. 重厚感と高級感、落ち着いた大人の渋みを感じるコーデ

4つ目は、やや黄味が強いブラウンとブラックで統一したコーディネートです。

グレーを中心にまとめることが多いインダストリアルインテリアですが、
かならずしもグレーがないと実現できないというわけではありません。

実例の場合、レンガ調の壁でブラウンの配色割合が多い分、
ブラックをメインで配置して、
空間全体の明るさと彩度を落ち着いたものに整えています。

ブラウンの赤みが加わった分、
ブラックでバランスを取るということですね。

ブラックは空間を引き締めて緊張感を持たせやすい色です。

中央のレザーソファは、どっしりしたシルエットやレザーのツヤ感があり、
ブラウンの暖かみを抑えつつ、重厚感や高級感といった雰囲気を持たせています。

ブラックレザーはヴィンテージ感とともに、
渋みのある上品さも感じさせます。

インテリアに落ち着いた高級感を持たせたい場合に、
ぜひ取り入れたい素材です。

古材風のローテーブルを用いることで、
むき出しの素材感をプラスしているのもポイントです。
無骨な金属脚との組み合わせが、廃工場風の雰囲気を漂わせます。

また、大ぶりの観葉植物を配置することで、
ブラウンとブラックの空間にグリーンのアクセントが加わり、
ハイセンスに仕上がっています。

インダストリアルインテリアは
配色する色数を抑えるほうが上手くまとまりますが、
メリハリをつけるためにアクセントを入れたい場合は、
観葉植物を取り入れると良いですね。

▼▼▼

こちらのコーデにおすすめのアイテムは下記の通りです。

ブラックレザーのソファに、
ヴィンテージ感の強いローテーブルを合わせ、
大ぶりな観葉植物を飾る組み合わせです。

2-5. ホワイトを取り入れて明るくまとめたコーデ

5つ目は、壁を白く塗って明るくまとめたコーディネートです。

インダストリアルインテリアの配色はグレーが中心ですが、
ホワイトを取り入れる例もあります。
その際、重要になるのがむき出しの素材感です。

天井は古材を貼り合わせたような風合いですし、
壁などに這わされた配管や配線はむき出しとなっており、
濃いブラウンの柱で建物の躯体が強調されて見えます。

あえて作り込まれていない感じが、
古い倉庫を住居用に仕立てたような雰囲気につながり、
居住空間というよりもカフェのような空間に感じます。

そこへ、アイアンの照明やダイニングチェア、
金属脚のテーブルを取り入れることで、
無機質さとヴィンテージ感をプラスし、
明るいながら工業的な雰囲気に仕上がっています。

汚れやサビは一般的にあまり歓迎されませんが、
インダストリアルインテリアに仕上げるなら、
むしろ打ち捨てられた工場や倉庫の荒廃した風情を表現できるため、
相性が良いでしょう。

▼▼▼

こちらのコーデにおすすめのアイテムは下記の通りです。

金属製のペンダントライト、
アイアンの縁(ふち)がメリハリのあるダイニングセット、
ホワイトの壁と統一感を出しやすい白のレザーソファのラインナップです。

2-6. ブラックとホワイトのメリハリがカッコいいコーデ

6つ目は、床や壁のホワイトに、
柱や梁(はり)のブラックが映えるコーディネートです。

グレーっぽさはないのにインダストリアルに仕上がっているのは、
2-5. ホワイトを取り入れて明るくまとめたコーデ」と同じく、
むき出しの素材感にこだわっているからですね。

配線や配管がむき出しになっていたり、
ブラックの柱や梁で躯体が強調されていたり…。

褪せた古材にペンキを塗ったような質感のフローリング、
金属の格子窓、古い看板をはがしたような壁の跡、
壁の一部に残った廃れたレンガ壁の風合いなど。

まるで工場跡に最低限の家具を運び込み、
住居に仕上げたような雰囲気が感じられます。

全体的にホワイトの面積が広いのに白っぽくならないのは、
ブラックのメリハリの印象が強いからでしょう。

また、そこかしこに点在するヴィンテージ感のおかげで、
白の明るさや清潔感が薄らいでいるともいえます。

ワイヤーデザインのダイニングチェアや、
飾り気のないデザインのテーブルなど、
すっきりとした印象の家具を合わせることで、
生活感の薄い、無機質な雰囲気に仕上がっています。

▼▼▼

こちらのコーデにおすすめのアイテムは下記の通りです。

ホワイトとブラックがベースの空間ですので、
彩度を抑えた木調テーブルと、
スチール脚のチェアが合うでしょう。

リビングスペースにはガラスのローテーブルを置き、
無機質な素材感をプラスすると良いですね。

2-7. 明るいアクセントカラーでカジュアルさを加えたコーデ

7つ目の実例は、グレーで統一された空間に、
明るいアクセントカラーを配色したコーディネートです。

壁や床の色は、よくあるグレーの配色ですね。

レンガ調のグレーの壁、
ややブラウンみのある濃いグレーのフローリングに、
天井にむき出しになった配管が工場風の冷たく
無機質な雰囲気を漂わせています。

この実例で参考にしたいポイントが、
明るいアクセントカラーを用いて、
カジュアルさを取り入れている点です。

受ける印象を比較するため、
グレーの配色に変えた実例と並べてみましょう。

グレーで統一した左の例は、
廃工場のひとけのなさを彷彿とさせます。

生活感を排除した飾り気のなさや落ち着きを魅力に感じる反面、
面白みがなく退屈な印象を受ける可能性もあります。

対して右の実例は、
レザーのブラウンやクッションのホワイトが彩度や明るさをプラスし、
無機質な空間にカジュアルさを感じるでしょう。

バランス調整は必要ですが、適度な抜け感を作ることで、
緊張感をほど良く緩め、居心地の良さを生みだします。

パっと見た感じも、グレー統一のインテリアより、
垢ぬけた印象を受けるのではないでしょうか。

明るいレザーのブラウン、ホワイトをアクセントカラーに据えると、
ワンランク上のおしゃれなインテリアに仕上がります。

▼▼▼

こちらのコーデにおすすめのアイテムは下記の通りです。

レザーのブラウンが鮮やかなソファ、本革使用のスツール、
ワンポイントに使えるラウンドスツールの3点をぜひチェックしてみましょう。

3. インダストリアルインテリアの質感を再現する5つのポイント

ここまで、実例とともに
「インダストリアルインテリアとはどんなものか」をご紹介してきました。

続いては、インダストリアルインテリアの質感を再現するポイントとして、
次の5つを解説します。

3-1. 「本物」の質感にこだわる
3-2. 金属やコンクリート、ガラスなどの無機質な素材をメインに配置する
3-3. 木材は「ウォールナット材」のような高級感のある濃いブラウンを選ぶ
3-4. テーマカラーは「グレー7:ブラック2:ブラウン1」の割合をベースにする
3-5. ヴィンテージ感はレザーソファを取り入れて演出する

3-1. 「本物」の素材感にこだわる

最も重要なポイントは、
「本物」の素材感にこだわることです。

木材であれば天然木(無垢材)や古材、
レザーであれば本革がベストでしょう。

なぜなら、インダストリアルインテリアとは、
経年変化の風合いやむき出しの素材感を大切にしているスタイルだからです。

人の手で作り込まれたものではなく、
加工されていないそのままの素材が好まれます。
本物を長く使い、経年変化を楽しむということですね。

壁紙やシール、塗装で本物っぽく見せたものを多用するのは、
安っぽさが目立ちやすくなるため、避けたほうが無難です。

あるいは、使う面積を小さめに、
部分的に使うと違和感が見えにくいでしょう。

本革は無理でも、本物に近い風合いの合皮を選ぼう
本革使用のアイテムは予算的に手が出せない、という場合もあるでしょう。
その場合は、本物に近い風合いの合皮レザーを採用したものを選ぶことをおすすめします。

レザー特有のシワや、深みのあるカラーを再現しているか、
ヴィンテージ感や高級感のある風合いに仕上がっているか、
特徴を確認しましょう。

3-2. 金属やコンクリート、
ガラスなどの無機質な素材をメインに配置する

金属やコンクリート、ガラスなどの
無機質な素材を取り入れることも重要です。

無機質な素材は、硬質な雰囲気を漂わせ、
生活感の薄い冷たい印象を空間に与えてくれるからです。

コンクリートやレンガは床や壁に、
アイアンやスチールなど金属素材、
ガラスは家具や小物に用いると良いでしょう。

ファブリック素材はなるべく避けよう
インダストリアルな雰囲気を作るには、
ファブリック素材はなるべく避けると仕上がりやすいです。

ファブリック素材は空間に柔らかさや暖かさといった印象を与えやすく、
工場的な無機質さと相性が良くないからです。

アクセントに取り入れる程度であれば影響は少ないですが、
代替できるなら、ほかの素材を使ったほうが無難です。

例えば、カーテンは質感が柔らかいので、
日よけにはブラインドを使うほうが空間に馴染みやすいでしょう。

【ブラインドの例】

3-3. 木材は「ウォールナット材」のような高級感のある濃いブラウンを選ぶ

インダストリアルインテリアに使う木材は、
「ウォールナット材」のような高級感のある、
濃いブラウンのものが良く馴染みます。

【ウォールナット材の例】

深みのある濃いブラウンは、明るい色よりも落ち着いた雰囲気があり、
ヴィンテージ感のあるアイテムと相性が良いからです。

アイアンのブラックとの組み合わせも、しっくりきますね。

3-4. テーマカラーは「グレー7:ブラック2:ブラウン1」の割合をベースにする

インダストリアルインテリアは、
グレーを中心にまとめると上手く仕上がりやすいです。

2-4. 重厚感と高級感、落ち着いた大人の渋みを感じるコーデ」や
2-5. ホワイトを取り入れて明るくまとめたコーデ」でお伝えした通り、
ブラウンやブラック、ホワイトをベースにすることもできますが、難易度が上がります。

ですので基本は、「グレー7:ブラック2:ブラウン1」でまとめるのがおすすめです。

グレーは面積の広い壁や床に配色します。

ブラックはアイアンなど金属素材で取り入れるのが主ですね。
重厚感を与える目的で面積を増やすなら、
レザーのソファに配色しても良いでしょう。

ブラウンはアクセントに、家具や小物の木材やレザー素材で取り入れます。

3-5. ヴィンテージ感はレザーソファを取り入れて演出する

インテリアにヴィンテージ感を演出するには、
レザーソファを取り入れるのがおすすめです。

ソファは家具のなかで面積が広いため空間への影響が大きく、
レザーは経年変化を楽しめる素材として、
ヴィンテージのイメージが強いからです。

特にブラウンは落ち着いた雰囲気を持っています。
木材のブラウンとも統一感を出しやすいのでおすすめです。

壁を褪せたレンガ調にしたり、フローリングを古材風にしたり、
アンティークな小物を取り入れたりといった方法もありますが、
レザー素材のソファが手早くヴィンテージ感を出すことができるでしょう。

4. ハイセンスなインダストリアルインテリアに仕上げる4つのコツ

先にお伝えした5つのポイントを押さえれば、
インダストリアルインテリアの質感を再現できます。

しかし、「せっかくこだわるならもっとハイセンスに、おしゃれに仕上げたい」。

そう思う方は多いでしょう。

ここからはインダストリアルインテリアを
さらに仕上げていくコツをご紹介します。

4-1. DIYでアイテムの「アンティーク塗装」や「金属エイジング」を行う
4-2. アクセントカラーが欲しいときは「観葉植物」を活用する
4-3. 圧迫感が出ないように余白を持たせるため、アイテムは一つ一つ厳選したものだけを置く
4-4.【上級者向け】塩ビ管などを使い「自分だけのオリジナル家具」を自作する

4-1. DIYでアイテムの「アンティーク塗装」や「金属エイジング」を行う

ハイセンスに仕上げるコツの一つは、
既存のアイテムに「アンティーク塗装」や
「金属エイジング」を行ったりして、
理想のアイテムをDIYすることです。

とことんインテリアにこだわるなら、
本物の素材を使ったヴィンテージ感のあるアイテムが欲しくなるものでしょう。

しかし、骨とう品店を回っても、
イメージにしっくりくるアイテムはなかなか見つからない。

そこで、「存在しないならDIYで自作しよう」ということです。

アンティーク塗装とは、
素材を経年変化したように見せる塗装や加工を行うことです。

きれいなアイテムをわざと汚したり、
褪せた風に塗装を削ったりして、古材感を出します。

DIY初心者がテーブルをアンティーク風に加工してみた table makeover

金属エイジングとは、アンティーク塗装の一種で、
金属をサビた感じにしたりツヤ感を消したりして、
長い年月が経ったように見せる方法です。

どちらも新しい素材を加工し、ヴィンテージ感を出すための方法です。

4-2. アクセントカラーが欲しいときは「観葉植物」を活用する

2-4. 重厚感と高級感、落ち着いた大人の渋みを感じるコーデ」でお伝えしたように、
アクセントカラーが欲しい場合は、観葉植物を活用するのがおすすめです。

観葉植物のグリーンは自然由来のものであり、
コンクリートやレンガと合わせても違和感のな
い適度な鮮やかさを持つからです。

【廃工場と植物の例】

グレー、ブラック、ブラウンでまとめたインテリアにほかの色を加えると、
雑多であったり、インダストリアルな雰囲気を損なったりする恐れがあります。

しかし観葉植物であれば、廃工場の無機質な雰囲気とも馴染みやすく、
インテリアの邪魔をしません。

鉢やカバーをブリキやガラスなど無機質なものを使ったり、
鉢の色を木材のブラウンと揃えると統一感が出ます。

加えて、観葉植物を取り入れることで、
自然の暖かみがホッと一息つける抜け感を感じさせます。
くつろげるカフェみたいな雰囲気を出したい」という方には特におすすめですよ。

4-3. 圧迫感が出ないように余白を持たせるため、アイテムは一つ一つ厳選したものだけを置く

ハイセンスな空間に仕上げるには、
使用するアイテムを厳選して、
床や壁のスペースに余裕を持たせることが大切です。

とくに、インダストリアルインテリアは家具一つ一つの存在感があるため、
余白がないと圧迫感が生まれます。

空間に余裕があると、
落ち着きや静けさを感じさせる、
センスの良いインテリアに仕上がるでしょう。

2-3. 飾り気のないアイテムで無機質さを表現したコーデ」の実例のように、
壁や床のスペースをなるべく埋めないよう
なるべく配置する家具を最小限にすると垢ぬけた印象になるでしょう。

家具やアイテムは下記のような、
極力無駄を削ぎ落し、機能美を重視したものを選ぶことをおすすめします。
すっきりしたデザインのおかげで余白が生まれやすいからです。

「こだわりの装飾品を飾りたい」という場合は、
使う棚は「物を並べる」という機能性を
シンプルに突き詰めたデザインが良いですね。

写真にあるような壁が見えるタイプの収納が最適です。

抜け感があり、部屋を広く見せてくれるでしょう。

4-4.【上級者向け】塩ビ管などを使い「自分だけのオリジナル家具」を自作する

DIY作業に慣れている方なら、
材料を揃えて一から欲しいアイテムを作成するのも、
こだわりを実現するために大いに役立つでしょう。

【DIY】ウッドシェルフを作ってみた|インダストリアルインテリア

インダストリアルインテリアに特徴的な家具の一つが、
アイアン素材を用いたものです。

ブラックの金属と木材を組み合わせていますが、
塩ビ管を使ってオリジナル家具を作れます。

下記の通り、塩ビ管に塗装してアイアンっぽく加工できます。

木材と上手く合わせると、アイアン脚の棚が完成します。

アイデア次第でレイアウトの幅が広がります。

5. まとめ

この記事では、インダストリアルインテリアとはどのようなものか、
実例を交えてお伝えしてきました。

最後に記事の内容をまとめましょう。

インダストリアルインテリアとは、
「無骨でヴィンテージ感漂うインテリア」です。

下記の5つのポイントを押さえることで、
インダストリアルの質感を再現できます。

【インダストリアルインテリアの質感を再現するポイント】

・「本物」の質感にこだわる
・金属やコンクリート、ガラスなどの無機質な素材をメインに配置する
・木材は「ウォールナット材」のような高級感を感じる濃いブラウンを選ぶ
・テーマカラーは「グレー7:ブラック2:ブラウン1」の割合をベースにする
・ヴィンテージ感はレザーソファを取り入れて演出する

また、次の4つのコツを取り入れると、
さらにセンスの良いインテリアに仕上がるでしょう。

【ハイセンスなインダストリアルインテリアに仕上げるコツ】

・ DIYでアイテムの「アンティーク塗装」や「金属エイジング」を行う
・アクセントカラーが欲しいときは「観葉植物」を活用する
・圧迫感が出ないように余白を持たせるため、アイテムは一つ一つ厳選したものだけを置く
・【上級者向け】塩ビ管などを使い「自分だけのオリジナル家具」を自作する

実例とともに紹介したおすすめアイテムも参考に、
おしゃれでハイセンスなインダストリアルインテリアを整えてみてくださいね。

記事で使用している家具・インテリアは、こちらのサイトからご購入できます。

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