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北欧モダンとは?インテリアの実例とおしゃれに見せるコツを紹介

北欧モダンとは?インテリアの実例とおしゃれに見せるコツを紹介

※この記事は、2023年11月17日時点の情報です。公開時から商品情報が変更となっている場合がございます。

人気のインテリアスタイルの中に「北欧モダン」と呼ばれるものがあります。あなたも「シンプルで洗練された、北欧モダンのお部屋にしたい」と憧れたことがないでしょうか?

とは言え、いざ北欧モダンを目指してインテリアのコーディネートを始めると「あれ?どんなふうにコーディネートすれば、北欧モダンになるんだっけ?」と迷う方が少なくありません。

そこで、本稿では北欧モダンスタイルの特徴や、コーディネートのコツをご紹介します。あなたも、本稿を参考に「北欧モダンのお部屋」を実現してみませんか?

北欧モダンとは?インテリアの特徴や魅力を解説

さっそく、北欧モダンスタイルの特徴をご紹介していきましょう。

北欧(スカンジナビア)モダンスタイルの特徴

北欧モダンとは?インテリアの特徴や魅力を解説

「北欧」とは?

北欧とはどこの国のことかご存じでしょうか??北欧は、北ヨーロッパ地域を指す言葉です。しかし、日本では「スカンジナビア」を想像する方が多いのではないでしょうか。

スカンジナビアは、狭い意味では以下の国を指します。

  • スウェーデン
  • ノルウェー
  • デンマーク

それから、北欧デザインが好きな方にとって、フィンランドも外せない国でしょう。北欧モダンの「北欧」は、主にこの4国を想定していただくとよいのではないでしょうか。

一方「モダン」と呼ばれるスタイルもあります。北欧モダンは、スカンジナビアで独自に発展したモダンスタイルと解釈すると分かりやすいでしょう。

ちなみに、北欧には「ヒュッゲ (hygge)」と呼ばれる概念があり、北欧モダンもヒュッゲが通奏低音になっていると感じます。

ヒュッゲとは?
「ヒュッゲ」は、デンマーク語およびノルウェー語の単語。健康的な充足を感じられるような「心地よい気分」を表わす概念。

北欧は「ウェルネスの優等生で、幸福度の高い国」という印象があります。しかし、厳しい寒さや短い日照時間など、人によっては「つらい」と感じるような問題も抱えています。

そのため、退勤時間が早く、仕事は効率を求められます。ですから、ストレスやプレッシャーもあるでしょう。ですが北欧は、日常の中で気分を上げたり、心身を癒やしたりするのがうまいのです。

そんな北欧のモダンスタイルからも「心地よい時間を大切にしよう」という積極的な姿勢が感じられます。―― では、その特徴を詳しく見ていきましょう。

「北欧モダン」スタイルの特徴

北欧モダンは、半世紀以上にわたり世界的に評価されていて、日本でも人気のスタイルです。

その要素を抜き出すと、以下の3つにまとめられるのではないでしょうか。

  • すっきりした空間
  • シンプルなデザイン
  • 落ち着いた色調

上述の要素は、モダンスタイルにも共通して見られます。しかし、北欧モダンは、モダンな空間にありがちな「よそよそしい印象」がありません。なぜでしょうか?

北欧モダンからは、自然と共存を図ろうとする「サステナブル」な意識が強く感じられます。短い日照時間の中で、太陽光を最大限に生かそうとする工夫があります。

そのような意識や工夫が、温かみのあるインテリア空間を生んでいるのでしょう。

モダンスタイルの特徴

モダンスタイルの特徴

つづいて、モダンスタイルの特徴や、北欧モダンスタイルとの違いをご紹介しましょう。モダンスタイルを理解しておくことも、北欧モダンスタイルを深く理解する助けになりますよ。

モダンとは?

「モダン」とはどのようなスタイルなのでしょうか?―― 特徴を3つご紹介しましょう。

  • すっきり、シンプル
  • ミニマルで、色柄や装飾は最小限
  • 建築的、機能的、合理的

モダンは「モダニズム」と呼ばれる芸術運動に端を発するスタイルのひとつです。はっきりした直線や平面が多用され、色柄や装飾は最小限に絞り込まれる傾向があります。

家具は、建築になじむものが好んで使われます。余白スペースを大切にしますので、動線や、家具と家具のあいだのスペースをじゅうぶんに取ります。

「モダン」は「近代的」という意味で使われることもあります。しかし、今現在のトレンドを表わすスタイルではありません。そちらは「コンテンポラリー」と呼ばれ、モダンと区別されています。

モダンと北欧モダンの違い

上で記載したモダンスタイルの特徴は、じつは北欧モダンにも当てはまります。しかし、モダンと北欧モダンのお手本のような空間を見比べると、明らかに印象が異なります。

さて、一体何が両者の印象を分けるのでしょうか?モダンではなく、北欧モダンらしいインテリアにするには、どこに注意すればいいのでしょうか?

モダンと北欧モダンの違いは、材料と、それに起因するテイストによく現われています。

材料 モダン 近代的な材料(合板、金属、プラスチックなど)を活用
北欧モダン 豊富にある無垢(むく)材やファブリックを多用
テイスト モダン シンプルでスタイリッシュ
北欧モダン シンプルでシック、木や繊維のぬくもりを感じる

モダンと北欧モダンは、同時期に発展しています。どちらもモダニズムを幹とし、ミッドセンチュリー(1940~1960年代)を経て花開いているのです。

しかし、その発展の過程でローカルな影響を受け、しっかり枝分かれしています。この枝分かれが、上述のような違いを生み出しました。

北欧モダンの発展のストーリー

モダンや北欧モダンへの関心が高まった方は、一緒にもう少し深いところまで降りてみましょう。発展の経緯を知ると、さらに理解が深まります。

モダンスタイルが発展した時代は、第2次世界大戦の戦前戦後です。このころ、デザインの最先端がヨーロッパからアメリカへ移りました。

アメリカで花開いたモダンスタイルには、以下のような特徴がありました。

  • 近代的な材料を活用して、スタイリッシュなデザインを生み出す
  • 断絶と表現したくなるほど、激しく過去の伝統や意匠を断ち切る

このようなモダンスタイルは、クラシック、あるいはオーセンティックなデザインを愛する人の反発を招いたでしょう。しかし、革新的なスタイルは、デザイン界のメインストリームになっていきます。

一方、北欧モダンは古い技術や太古から共存してきた自然の恵みを存分に利用しています。なぜでしょうか?―― それは、スカンジナビアに以下のような制約があったからです。

  • ヨーロッパの中心的な都市から離れている
  • 厳しい自然に囲まれている
  • 経済や近代的な材料資源に恵まれなかった

上述のような条件から、スカンジナビアは工業化や戦後の復興において他の主要地域におくれを取りました。

ですから北欧のデザイナーや職人が、明るくて合理的、かつ経済的なデザインを追求したのは自然なことだったのでしょう。北欧独自のモダンスタイルは、このような背景から生まれました。

近代的なデザインを、豊富にある木材と古い技術で実現する ―― それが北欧モダンのスピリットなのです。

自宅のインテリアに北欧モダンをおしゃれに取り入れるコツ

自宅のインテリアに北欧モダンをおしゃれに取り入れるコツ

前置きが長くなりましたが、前提となる知識が整いました。いよいよ本題です。「自宅のインテリアに北欧モダンを取り入れるコツ」を4つご紹介しましょう。

ポイントは「空間・カラーコーディネート・家具・照明」です。この4つをうまくまとめていただくと、おしゃれな北欧モダン空間になりますよ。

すっきりした空間がモダンの極意

お部屋全体の印象は「すっきり」を目指しましょう。

モダンなお部屋を実現するうえで欠かせない価値観と言えば「ミニマル (最小限)」です。モダンな空間はムダなものがなく、まるで「どこまで省けるか」に挑戦しているようですよね。

ぜひ、あなたも以下に挑戦してみてください。

  • すみずみまで整理・整頓する
  • シンプルなラインの家具や家電を選ぶ
  • 過度な色柄や装飾のものは避ける
  • お気に入りのアイテムだけに絞り込む

北欧モダンが「すっきり」をよしとする理由は、やはり「ヒュッゲと太陽の光を大切にしているから」ではないでしょうか。雑然としている空間では心が落ち着かず、太陽光も奥まで届きません。

あなたのお部屋も、明るくて心が安らぐ「すっきり空間」を目指してみてはいかがでしょうか。

カラーコーディネートで「北欧らしさ」を演出

インテリアのカラーコーディネートでは、お部屋の色をベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーに分けるのがセオリーです。色彩計画が苦手な方は、ぜひ取り入れてみてください。

では、北欧モダンでは、それぞれどんな色を用いればいいのでしょうか。例をご紹介しましょう。

ベースカラー

全体の70%くらいを占める基調色を「ベースカラー」と言います。主に壁や天井に使われる色で、一般的にホワイトやオフホワイト系の色が選ばれます。

北欧モダンでも、日の光を最大限に活用するため、反射率の高い「白」が多用されます。白は、木材の淡い色も引き立ててくれるでしょう。

アソートカラー

全体の25%くらいを占める従属色を「アソートカラー」と言います。主に床や家具、ドアなどに使われる色で、ナチュラルな木の色が好まれます。

壁の一部に、グレイッシュな色や気分が上がるパステルカラーを使うのも北欧らしいですね。木製家具との相性がよい色ですので、おすすめです。

アクセントカラー

全体の5%くらいを占める差し色を「アクセントカラー」と言います。小物や絵画、花や観葉植物の色がアクセントカラーになります。

フレッシュな色のクッションやオーナメント、あるいは色ガラスなどもおすすめです。アート等で少しだけ黒を加えるのもいいでしょう。キリッと締まります。

家具は「北欧モダン」スタイルのエッセンス

戦後の北欧製の家具は、20世紀のデザインを代表するマスターピースになっています。ですから、家具選びは「北欧モダン」スタイルのエッセンスと言っていいでしょう。

とは言え、ハンス・J・ウェグナーやアルネ・ヤコブセンなどの巨匠によるデザイン家具は高価です。リーズナブルな家具で北欧モダンを実現するには、どこに着目すればいいのでしょうか?

北欧モダンのお部屋に合う家具を探したい方は、以下の特徴に着目してください。

  • 装飾が少なく、ラインがシンプル
  • 木目の美しさが生かされている
  • 簡素だけどシックで機能的なデザイン

木目の美しい天然木は、北欧家具に欠かせない素材です。

しかし、オール木製の家具だけが「北欧家具」ではありません。天然繊維のファブリックを使ったものも、北欧らしい家具と言えるでしょう。

たとえば、グレイッシュな中間色のファブリックソファに、差し色になるクッションをさり気なく置くと、北欧モダンの雰囲気になりますよ。

照明で空間の雰囲気が変わる

デンマークはキャンドルの消費量が世界一です。ゆらめくオレンジの光が、ヒュッゲに欠かせない「癒やしのともしび」になっているのでしょう。

北欧モダンの空間の夜には、青みがかった昼白色より、キャンドルのようなオレンジがかった電球色の照明が似合います。

電球色 ドラマチックで、落ち着いた温かみがある。リラックスしてくつろぎたいシーンにぴったり。
昼白色 集中力が高まり、活発に活動できる。読書や勉強、デスクワークに向いている。

ちなみに、LED電球なら、リモコンで調色できるものもあります。シーンごとに使い分けできますので、おすすめですよ。

照明のデザインも、シンプルで、電球色に合うものがよいでしょう。

シンプルでぬくもりのある「北欧モダン」に合う家具の実例

最後に、エア・リゾームの人気商品の中から、北欧モダンに合うものをご紹介します。コーディネートの参考になれば幸いです。

ソファ:henrysofa(ヘンリーソファ)

エア・リゾーム henrysofa(ヘンリーソファ)

henrysofa(ヘンリーソファ)は、モダンで開放的な大人の北欧コーディネートをご自宅で実現していただけるソファです。張り地は柔らかな色合いで、上品さや高級感を感じる仕上がりですよ。

フレームには、木目が美しいアッシュ材を使用しています。経年とともに、深みが増していく風合いをお楽しみいただけるでしょう。組み立てたときに使用するボルトが見えないように配慮しています。

  • エア・リゾーム henrysofa(ヘンリーソファ)
  • エア・リゾーム henrysofa(ヘンリーソファ)

henrysofaは、すっきりスリムな脚で軽やかな印象を与え、ソファ特有の重々しさを軽減しています。背面のフレームが格子状に組まれていて、うしろからの見た目もスタイリッシュです。

henrysofaは座面がゆるやかに傾斜していて、後方へもたれかかりやすくなっています。背もたれや張り地なども、細部にこだわっています。ついつい長居してしまう座り心地を、ご体感ください。

センターテーブル:Mou(ムー)

エア・リゾーム Mou(ムー)

Mou(ムー)は幅100cm、高さ60cmのソファテーブルです。天板がシンプルな曲線を描く柔らかなデザインで、北欧モダンによくなじみます。脚部もすっきりしたラインで、スマートな印象ですよ。

天板の高さが60cmあると、ソファに座ったまま快適に食事や仕事ができます。出し入れしやすいオープン棚つきですので、パソコンやテレビのリモコンを置いておくと、すぐに使えて便利です。

  • エア・リゾーム Mou(ムー)
  • エア・リゾーム Mou(ムー)

カラーバリエーションは、2タイプをご用意しています。天板はアッシュ(ホワイト)またはウォールナット(ブラウン)の突き板貼りで、天然木のぬくもりを感じていただけるでしょう。

脚部にもラバーウッドの天然木を使用していて、プリントでは出せない深い表情が感じられます。天然木ならではの風合いをお楽しみください。

テレビボード:Lynette(リネット)

エア・リゾーム Lynette(リネット)

Lynette(リネット)は幅150cm、高さ36.5cmのテレビ用ローボードです。大きめのテレビでもバランスよく設置できる、安定感のあるテレビボードですよ。

Lynetteには、自然のぬくもりを感じる天然木(ラバーウッド)を使用しています。ナチュラルなカラーですので、北欧モダンの明るいお部屋づくりにおすすめです。

  • エア・リゾーム Lynette(リネット)
  • エア・リゾーム Lynette(リネット)

Lynetteのデザインは、風合いを引き立てるシンプルさが特長です。引き出しに開いた丸い穴や、テーパード(先細り)の利いたすっきりした脚も、控えめなアクセントになっています。

引き出しBOXは、お好みの位置に設置できる仕様です。自分好みの配置でお使いいただけますよ。耐久性にも配慮したつくりですので、長くご愛用いただけるでしょう。

ダイニングテーブルセット:Calma(カルマ)

エア・リゾーム Calma(カルマ)

Calma(カルマ)は、ダイニングテーブルとダイニングチェア4脚の「5点セット」でお買い求めいただけます。テーブルもチェアも、北欧モダンに合う、シンプルかつ上品なデザインです。

テーブルの天板は、天然木(アッシュ)の突き板貼りです。アッシュは美しい木目が特徴で、爽やかで清潔感のある表情をしています。ですから、北欧モダンにおすすめの樹種です。

  • エア・リゾーム Calma(カルマ)
  • エア・リゾーム Calma(カルマ)

テーブルは足元のスペースにゆとりを持たせていますので、窮屈感なくお座りいただけます。食べ物や飲み物で汚れやすい天板は、ウレタン塗装仕上げでお掃除ラクラク。サッと拭き取れますよ。

チェアは、体にフィットする丸みのあるフォルムです。ほどよいクッション性で、包み込まれるような座り心地ですよ。張り地のバリエーションは、5タイプをご用意しています。

キッチンボード:OCTA70(オクタ70)

エア・リゾーム OCTA70(オクタ70)

OCTA70(オクタ70)は、優しい色合いの木目模様(ホワイトオーク)が美しい、高級感のあるキッチンボードです。温かみと落ち着きのあるダイニングスペースを演出してくれます。

OCTA70は「コンセントの差し込み口」や「引き出し前板上部の強化ガラス」など、使いやすさにこだわっています。精巧で頑丈なつくりですので、長くご愛用いただけるでしょう。

  • エア・リゾーム OCTA70(オクタ70)
  • エア・リゾーム OCTA70(オクタ70)

縦長デザインのOCTA70は、上から下までバッチリ収納できます。多くの食器や調理道具、キッチン家電などで生活感が出やすい「キッチン周り」の整理整頓に役立ちますよ。

同シリーズのキッチンカウンター収納「OCTA120」を追加していただくと、さらに収納力がアップします。「すっきり片づいたキッチン」の実現に、ご活用ください。

照明:GiGi(ジジ)

エア・リゾーム GiGi(ジジ)

GiGi(ジジ)は、円錐型をしたかわいいペンダントライトです。アクセントに天然木集成材(ホワイトアッシュ)を使うことで、さらに優しさを引き立たせています。

GiGiの洗練されたシンプルなフォルムは、飽きが来ず、長くご愛用いただけるデザインです。照明としての役割はもちろん、インテリアとしてもお楽しみいただけるでしょう。

  • エア・リゾーム GiGi(ジジ)
  • エア・リゾーム GiGi(ジジ)

スチールシェードのカラーバリエーションは、マットな白・黒と、優しい中間色のブルーグレー・ミントブルーの4タイプをご用意しています。北欧モダンにぴったりのお色ですよ。

GiGiはLED電球に対応していますので、省エネ性が高く、お財布に優しいです。省電力で地球環境に配慮しているところも「北欧モダン」と言えるでしょう。

まとめ:北欧モダンインテリアに囲まれて心地よく過ごそう

北欧モダンは、日本でも人気のインテリアスタイルです。落ち着いた色調や潔さを感じるシンプルなデザイン、自然との共存姿勢が日本人の価値観と通ずるところがあるからでしょう。

そんな北欧モダンの家具や内装に囲まれると、日々のストレスが癒やされ、自分らしさを取り戻せるように感じます。ヒュッゲな気分に浸り、明日の活力も湧いてくるのではないでしょうか。

あなたのご自宅にも、理想とする「北欧モダン」の空間を実現してみませんか?毎日がより豊かに、そしてより心地よく過ごせるようになるでしょう。

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