「部屋をナチュラルインテリアにしたいけど、どんなコーディネートが自分に合うのかな?」
「どんなものを揃えれば、おしゃれなナチュラルインテリアの空間になるのか分からない……」
このようなお悩みはございませんか?
そもそもナチュラルインテリアとは、シンプルを基調に木や植物などの自然素材を取り入れたテイストを指します。
ナチュラルインテリアと一言で言っても、下記のように多様なスタイルが派生しています。
【ナチュラルインテリアの一例】
シンプル×ナチュラルインテリア | 北欧風×ナチュラルインテリア |
モダン×ナチュラルインテリア | ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア |
とはいえ、SNSやブログなどWeb上で実際にコーディネートしている方の画像を見ても、具体的にどのようにコーディネートをすればいいのか分からない方も多いでしょう。
実は、ナチュラルインテリアのコーディネートは、下記の3つのポイントを押さえると簡単です。
【ナチュラルインテリアでコーディネートするときに必ず押さえておきたいポイント3つ】
- 自然素材を活かしたインテリアを取り入れる
- 自然な風合いの白やベージュ、アイボリー等のアースカラーを多く使う
- 観葉植物などグリーンを取り入れる
この3つのポイントを押さえて、コーディネートしてみてくださいね。
また、自分でナチュラルなインテリアを作ったとしても「なんかイマイチだな」と経験したことがある方はいませんか?
せっかくコーディネートするのであれば、失敗せずにおしゃれな空間を作りたいですよね。
そこでこの記事では、家具・インテリア雑貨専門店のプロである私たちエアリゾームが、ナチュラルインテリアに最適な家具・配置・配色など、失敗せずにおしゃれなコーディネートができるコツを解説します。
【この記事で分かること】
- ナチュラルインテリアとは具体的にどんな空間なのかイメージできる
- コーディネートのポイントが分かる
- あなたが目指すナチュラルインテリアのスタイルが見つかりマネできるようになる
最後まで読むことで、あなたが理想とする、おしゃれで心地よいナチュラルインテリアのコーディネートができるようになっているはずです。
最後までじっくりとご覧になってくださいね。
- 1. ナチュラルインテリアとは「シンプルを基調に自然素材を取り入れたテイスト」
- 2. ナチュラルインテリアでコーディネートするときに必ず押さえておきたいポイント3つ
- 3. ナチュラルインテリアのコーディネート実例8つを紹介!
- 4. 【脱ダサい】 ナチュラルインテリアをコーディネートするときのコツ4つ
- 5. まとめ
ナチュラルインテリアとは「シンプルを基調に自然素材を取り入れたテイスト」
冒頭でも述べた通り、ナチュラルインテリアとは「シンプルを基調に木や植物などの自然素材を取り入れたテイスト」のことです。
そもそも「ナチュラル」という言葉は、英語で”自然の”や”天然の”という意味ですよね。
インテリアに関することだけでなく「ナチュラルファッション」、「ナチュラルフード」といったように、ナチュラルという言葉は、いろんな場所にも使われます。どの分野にも共通して、オーガニック素材を中心に、自然のシンプルな雰囲気を活かしているのが特徴です。
ナチュラルインテリアも同じく、自然体でリラックスできる雰囲気や、落ち着いた雰囲気を取り入れています。
ただ「ナチュラルインテリア」といっても、一人ひとりイメージが異なりますよね。
それに伴い、さまざまなナチュラルインテリアのスタイルが派生しています。シンプルな装飾なので、北欧テイストやモダンなど他のインテリアスタイルとも調和が取りやすい点も魅力的です。
【ナチュラルインテリアの一例】
シンプル×ナチュラルインテリア | 北欧風×ナチュラルインテリア |
モダン×ナチュラルインテリア | ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア |
ここでご紹介する最も基本的なナチュラルインテリアは「シンプル×ナチュラルインテリア」を指します。
使用する家具やカラーなど、コーディネート次第で雰囲気をガラリと変えることができるので、あなたに合ったスタイルを楽しんでみましょう。
ナチュラルインテリアでコーディネートするときに必ず押さえておきたいポイント3つ
ナチュラルインテリアでは、シンプルな風合いと自然素材を取り入れたテイストと述べましたが、具体的にどうすればいいのか想像するのは難しいですよね。
ここでは、具体的にナチュラルインテリアをコーディネートできるようにするために、必ず押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
こだわりあるおしゃれなナチュラルインテリアにするためにも、必ず確認しておきましょう。
2-1. 自然素材を活かしたインテリアを取り入れる
ナチュラルインテリアに欠かせない、自然素材を活かしたインテリアを取り入れましょう。
先ほども述べましたが、ナチュラルインテリアは、シンプルを基調に自然素材を取り入れたテイストなので、素材選びは重要です。
ここでは、テーブルやキャビネットなどの家具と、ソファやカーテン、ラグなどのファブリック(布製品)に分けて見ていきましょう。
2-1-1. 家具|木材や木目調の自然を感じられるものを取り入れる
ナチュラルインテリアでは、木材を使用した家具や木目調の家具を中心に取り入れることをおすすめします。
木は、自然のぬくもりを身近に感じられることができ、ナチュラルインテリアには欠かせないからです。
木材や木目調の家具を選ぶ際は、木の色味や素材を統一させることがポイントです。
「4-1. 家具のテイスト(テーマ)やカラーを統一する」でも解説しますが、色味や素材を統一しておかないとチグハグな印象を受けてしまいます。
天然木を使用する場合は、同じ材質のものや似たような木目のものでまとめると、失敗する可能性を減らすことができ、統一感のあるおしゃれな空間に仕上がりますよ。
明るめの雰囲気が好きな場合は、オーク材やパイン材。シックな雰囲気が好きなら、ウォールナット材やダークブラウンなどの色合いを取り入れてみてください。
以下のように、選ぶ色味や素材によって、同じナチュラルインテリアでも雰囲気がガラリと変わり、よりイメージに合う空間にすることができるでしょう。
【木材の色味・素材の違い】
明るい雰囲気が好き|シンプルナチュラル・北欧ナチュラル | |
オーク材 | パイン材 |
シックな雰囲気が好き|ナチュラルモダン・ナチュラルヴィンテージ | |
ウォールナット材 | オールドウッド(ヴィンテージ塗装) |
【金属製品などはできるだけ少なめにしよう】
光沢のある家具などの金属製品やプラスティック製品は、人工的に作られた素材です。自然のぬくもりや落ち着いた雰囲気などのナチュラルっぽさを損ねてしまう可能性があります。
スタイルによって金属製品を取り入れる場合もありますが、多く取り入れ過ぎず、ワンポイントに留めるようにしましょう。
2-1-2. ファブリック|リネン・コットン・綿麻などオーガニック素材を取り入れる
ソファやカーテン、ラグなどのファブリック(布製品)は、リネンやコットン、綿麻などのオーガニック素材を取り入れましょう。
こちらの素材も自然由来のものなので、自然の風合いを感じさせる空間を作ることができるからです。
白やベージュなどオーガニック素材を活かした、シンプルなデザインのファブリックをプラスすることで、ナチュラルっぽい落ち着いた印象にしてくれるでしょう。
【ソファ】
ソファは、部屋にある家具の中でも存在感がありますよね。布地のものを選び、脚部は木製のものを選ぶと、優しいナチュラルな雰囲気を演出できます。
【カーテン】
カーテンは、コットンシンプルな白やベージュなどシンプルな生地を選ぶのがおすすめです。
ボリュームを少なめに意識してあげることで、布の柔らかい印象を活かしてぬくもりを感じさせる空間になるでしょう。
【ラグ・カーペット】
ラグやカーペットは、空間にあたたかみや柔らかさをプラスするアイテムです。ナチュラルインテリアでは、通年使えるコットンやウール素材のものがおすすめです。
床や壁に似たカラーを選ぶと空間に溶け込みやすくなり、落ち着いた印象を与えてくれるでしょう。
【注意点】
リネンやコットンなどのオーガニック素材は、ナチュラルインテリアとの相性がいい反面、カビが発生したり、洗濯しにくかったりとデメリットもあります。
お子様やペットがいらっしゃる場合、お手入れしやすいものが良いこともありますよね。
こういった場合は、ポリエステルやマイクロファイバーなど、お手入れがしやすい素材を選びましょう。これらのファブリックを選ぶ場合は、オーガニック素材に似た風合いのものを選ぶのがおすすめです。
2-2. 自然な風合いの白やベージュ、アイボリー等のアースカラーを多く使う
ナチュラルインテリアでは、自然な風合いを連想させる、白やベージュ、アイボリー等のアースカラーを多く使いましょう。
白やベージュなどの柔らかいアースカラーを使うことで、自然の雰囲気を身近に感じられることができるからです。
※アースカラーとは、大地や海、植物などの自然をイメージさせる色のことを指します。
これらの柔らかい色は、部屋の空間を広く明るい印象にし、自然と暮らしに溶け込んでくれるでしょう。
とはいえ、単色だけだと質素すぎますし、色を多く取り入れ過ぎると統一感がなく、ごちゃついた部屋になってしまいます。
ナチュラルインテリアの配色には様々な手法がありますが、まずはインテリアコーディネートの基本である3色の配色比率「ベースカラー70%:メインカラー25%:アクセントカラー5%」を意識してみてみましょう。
配色比率 | |
ベースカラー(比率70%) | 床・壁など部屋全体のベースとなるカラー(白・ベージュ・アイボリーなど) |
メインカラー(比率25%) | ソファやテーブルなど大きめの家具・ファブリックに使うカラー(オークベージュ・ブラウン・グレーなど) |
アクセントカラー(比率5%) | 差し色にするアクセントカラー(グリーン・ネイビーなど) |
基本的にナチュラルインテリアでは、部屋全体のベースカラーは白やベージュ、アイボリーなどで統一します。
目指すスタイルにもよりますが、ソファやテーブルなど次に比率が多い家具にブラウンやオークベージュなど、自然のぬくもりを感じる色味をメインカラーとしてセレクトするのがおすすめです。
アクセントカラー(差し色)に、グリーンやネイビーなど発色のあるアースカラーを使用すると、おしゃれにまとまります。
具体的にどんな色がいいのか想像するために、本記事でご紹介する4つのインテリアスタイルのカラーの例を参考にしてみてくださいね。
2-2-1. シンプル×ナチュラルインテリア
ナチュラルインテリアの基本である、シンプル×ナチュラルインテリアでは、ホワイトやベージュをベースカラーに使用し、木のぬくもりを感じるナチュラルなオークをメインカラーに使うのがおすすめです。
グリーンを差し色に入れることで、落ち着きのあるナチュラルな部屋にまとまりますよ。
2-2-2. 北欧風×ナチュラルインテリア
こちらは、面積の占める割合が大きい壁紙やラグ、クッションにホワイトのベースカラーを使用。木のぬくもりを感じさせるナチュラルなオークベージュカラーをメインに使っています。
寒く明るい時間が短い北欧では、ぬくもりが感じられる部屋の明るさを重視します。
上の画像のように差し色でブルーを入れてあげると、パッと明るい空間が広がり、北欧風なナチュラルインテリアを演出してくれますよ。
2-2-3. モダン×ナチュラルインテリア
こちらは、自然素材を感じられるテイストを基本に、現代的な雰囲気を掛け合わせたモダン×ナチュラルインテリアです。
ナチュラル感は、壁紙に使用しているホワイトのベースカラーで演出。モダンで落ち着いたイメージは、ソファに使用した、グレーをメインカラーに添えて表現しています。
モノトーンで統一された中に、植物や小物などを用いてグリーンを入れてあげることで、ナチュラル感が増し、垢抜けた雰囲気に仕上がりますよ。
2-2-4. ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア
こちらは、ナチュラルテイストの中でも個性的な雰囲気がある、ヴィンテージ風のテイストです。
壁紙のホワイトをベースカラーに使用。少し暗いトーンのブラウン~ブラックの家具をメインカラーとして取り入れてあげることで、自然の風合いを出しつつ、味わい深い空間を演出できます。
アクセントカラーとしてグリーンの観葉植物を使うことで、ナチュラルテイストのぬくもりを損ねずにおしゃれな空間になるでしょう。
2-3. 観葉植物などグリーンを取り入れる
ナチュラルインテリアでは、観葉植物やドライフラワーなど自然を感じられるグリーンを取り入れましょう。
自然を感じられる植物の彩りがあるだけで、ナチュラルな雰囲気が増し、落ち着いた優しい印象に仕上がるからです。
スペースの問題でグリーンを置くのが難しい場合は、テーブルや飾り棚に手軽におけるミニサイズの観葉植物や、スペースを邪魔しないハンギングタイプや壁につけるウォールタイプのグリーンを取り入れるのもおすすめです。
【ハンギングタイプのグリーン】
とはいえ、植物に付く虫が苦手だったり、仕事が忙しいなどライフスタイルの問題でメンテナンスが難しかったりする場合もありますよね。
最近は、そういったケースでもグリーンを取り入れられるように、本物そっくりな人工の観葉植物が販売されています。
【人工の観葉植物】
乾いた布やはたきでホコリを取るだけなので、メンテナンスも簡単です。ナチュラルインテリアのコーディネートの雰囲気を高めるためにも、グリーンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ナチュラルインテリアのコーディネート実例8つを紹介!
ここでは、ナチュラルインテリアのコーディネート実例を8つご紹介します。
冒頭で触れたように、どんなコーディネートにすればいいのか、手につかない方も多いですよね。今は、ナチュラルインテリアといっても、細かく色んなスタイルに分かれています。
コーディネートに迷ったら、まずは、あなたの好みのナチュラルインテリアのスタイルを見つけるのがおすすめです。
ここでご紹介するオーソドックスな4つのスタイルから、あなたの好みに合うスタイルを見つけて、マネしてみてくださいね。
味わい深い個性的な空間を演出したいなら「ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア」 | |
大人のクールっぽさをプラスした「ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア」 | 西海岸を感じる個性的な「ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア」 |
3-1. 落ち着いた雰囲気がいいなら「シンプル×ナチュラルインテリア」
シンプル×ナチュラルインテリアは、落ち着いた雰囲気のナチュラルインテリアにしたい方におすすめします。
シンプルな白を基調に自然のぬくもりを感じられる素材を使用した、オーソドックスなテイストです。
優しい色合いでコーディネートをするため、特にリラックスできる落ち着いた雰囲気に仕上がるでしょう。
ここでは「シンプル×ナチュラルインテリア」の実例を2つご紹介します。
3-1-1. 柔らかい雰囲気を演出した「シンプル×ナチュラルインテリア」
柔らかい雰囲気を演出した「シンプル×ナチュラルインテリア」です。
清潔感のあり、明るい空間にしてくれるホワイトをベースにコーディネートしています。
淡いカラーやホワイトだけですと、シンプル過ぎて質素な印象になりがちですよね。
しかしこちらは、丸みを帯びた柔らかい雰囲気のスツールや、木目が綺麗なテーブル、ドライフラワーなど印象に残るインテリアをポイントに添えているため、質素になりすぎず柔らかく優しい雰囲気に仕上がります。
少し物足りない印象のときは、上の画像のように、スクエア柄のベニワレン風のラグなど空間を引き締める黒をアクセントとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
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3-1-2. くすみカラーが魅力!韓国ライクな「シンプル×ナチュラルインテリア」
ナチュラルインテリアに、近年日本でも注目を浴びている韓国インテリアのテイストをプラスしています。
韓国テイストでは、ホワイトやベージュ、淡いグレーなどおしゃれなくすみカラーで統一したコーディネートが特徴です。
オフホワイトのベッドやテーブルを中心に、くすみベージュやアイボリーなど淡色でまとめて一体感を出しておしゃれっぽさを高めています。
ラタン調の植木鉢や鏡など、ナチュラルな韓国ライクのアイテムを取り入れることで、より一層おしゃれな印象に仕上がりますよ。
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3-2. おしゃれで明るい空間を演出したいなら「北欧風×ナチュラルインテリア」
北欧風×ナチュラルインテリアは、おしゃれで明るい空間にしたい方におすすめします。
日照時間が短く室内で過ごす時間が多い北欧で、暖かさを感じられるように目指した北欧テイストと、ナチュラルテイストが合わさったスタイルです。
明るさや暖かさを演出するために、木材などの自然素材をメインに使用。明るい空間になれるオレンジやマスタード色などの鮮やかな差し色や自然モチーフの雑貨を取り入れると、抜け感のあるコーディネートに仕上がりますよ。
ここでは「北欧風×ナチュラルインテリア」の実例を2つご紹介します。
3-2-1. カフェのようなおしゃれな「北欧風×ナチュラルインテリア」
こちらは、おしゃれなカフェのようなおしゃれな雰囲気を感じられる「北欧風×ナチュラルインテリア」です。
シンプルな白壁と、天然木を使用したテーブルのコントラストが美しいダイニングにコーディネートしています。明るく鮮やかなグリーンを使用したテーブルチェアは、北欧ナチュラルな雰囲気にもピッタリです。
アクセントにオレンジのクッションを置くことで、北欧テイストのあたたかみを感じられ、まるでカフェのようにおしゃれな雰囲気を彩っています。
※より北欧風に近づけたリビングを目指したい方は「北欧 リビング」の記事を参考にしてみてくださいね。
【使用したインテリアの詳細はこちら】
3-2-2. パステルカラーを取り入れたガーリーな「北欧風×ナチュラルインテリア」
こちらの「北欧風×ナチュラルインテリア」は、パステルカラーを取り入れた可愛らしいコーディネートが魅力です。
部屋の壁紙が、淡い水色のパステルカラーを活かし、淡い木目テイストのキャビネットやチェアと、ホワイトのソファとラグでふんわりとまとめています。
淡い水色に調和するパステルカラーだけだと、少し物足りない雰囲気になってしまいますよね。
そんな場合はこちらのコーディネートのように、鮮やかなイエローのウォールポスターを取り入れてみましょう。
北欧風のナチュラルインテリアに欠かせない空間の明るさをプラスすることができ、ワンランク上の空間を演出することができますよ。
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3-3. 大人っぽいシックな雰囲気を味わいたいなら「モダン×ナチュラルインテリア」
モダン×ナチュラルインテリアは、大人っぽいシックな雰囲気を味わいたい人におすすめします。
ナチュラルは「自然な」、モダンは「現代的」という意味で、この2つのテイストを融合したスタイルです。
具体的には、自然の風合いを感じられる木目調のインテリアと、アイアンやスチール、ガラスのような重厚感のある家具を合わせてコーディネートします。
洗練された大人の魅力あふれるコーディネートになるでしょう。
ここでは「モダン×ナチュラルインテリア」の実例を2つご紹介します。
3-3-1. 大人の落ち着いた雰囲気が漂う「モダン×ナチュラルインテリア」
こちらは、大人の落ち着いた雰囲気が漂う「モダン×ナチュラルインテリア」のコーディネートです。
自然のぬくもりが感じられる、テーブルやテレビ台、ふわふわのカーペット、もみの木が描かれたファブリックでナチュラルさを演出しています。
まるで現代アートのようなおしゃれなブラックの照明が、部屋全体をシックに引き締めています。
上の画像の照明のように、スタイリッシュなデザインの家具や小物などをアクセントに取り入れて、ナチュラルモダンな空間を作ってみてはいかがでしょうか。
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3-3-2. 洗練されたスタイリッシュな印象の「モダン×ナチュラルインテリア」
洗練されたスタイリッシュな印象の「モダン×ナチュラルインテリア」です。
モダンな雰囲気を感じられる、モノトーン系の家具を中心に、コーディネートしています。
布素材のソファをあえて使わずに、レザー調のソファにすることで、高級感のある洗練された大人の魅力を感じさせてくれます。
こちらのように、大きな観葉植物とウッド調のスツールをアクセントとして目立たせることで、モダンとナチュラルを両立させた抜け感を演出。おしゃれなナチュラルモダンのインテリアに仕上がりますよ。
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3-4. 味わい深い個性的な空間を演出したいなら「ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア」
ヴィンテージ風×ナチュラルインテリアは、味わいのある個性的な空間を演出したい人におすすめです。
ヴィンテージとは「年代もの」や「古くて価値のある」という意味があります。
ヴィンテージ風のナチュラルインテリアは、その名の通り、自然のぬくもりを感じるナチュラルテイストと時間を重ねた味わい深いヴィンテージを合わせたスタイルです。
使い込まれた古材のようなダークカラーを中心に、雰囲気のあるアイテムを用いてコーディネートしてみましょう。
ここでは「ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア」の実例を2つご紹介します。
3-4-1. 大人のクールっぽさをプラスした「ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア」
こちらは、大人のクールっぽさをプラスしたコーディネートです。
炭化加工を施したウッド素材のテーブルは、味わい深いヴィンテージ感を生み出しており、部屋全体をおしゃれに見せてくれます。
バンダナ柄の刺繍が施されたラグは、木製素材の家具や観葉植物と相性が良く、深みのある印象に感じられます。
こちらのように、ダーク系統のブラウンやブラックを用いて全体に統一感を出して、大人の落ち着いた雰囲気にコーディネートしてみましょう。
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3-4-2. 西海岸を感じる個性的な「ヴィンテージ風×ナチュラルインテリア」
どこか西海岸のテイストを感じるような、個性的なコーディネートです。
大きい車輪が特徴なテーブルは、上質な天然木を贅沢に使用。ヴィンテージな雰囲気を感じられるとともに、温かみのある雰囲気に仕上がっています。
ブルーが映えるソファと可愛い柄のクッションは、西海岸を思わせてくれるこだわりのアイテムです。
少し個性的なスタイルを取り入れたい方は、上の画像のソファやクッションなど、アクセントとなる家具やファブリックを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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【脱ダサい】 ナチュラルインテリアをコーディネートするときのコツ4つ
実際に、ナチュラルインテリアをコーディネートした際に「思っていた雰囲気と違うな……」と悩んだことがある方はいらっしゃいませんか?
せっかくおしゃれなインテリアでコーディネートするのですから、失敗したくないですよね。
ここでは、ナチュラルインテリアでコーディネートするときのコツを4つ確認しておきましょう。
順番に解説していきます。
4-1. 家具のテイスト(テーマ)やカラーを統一する
ナチュラルインテリアをコーディネートするときは、家具のテイスト(テーマ)やカラーを統一しましょう。
テイストやカラーの異なる家具を置くと、まとまりがなくチグハグになり、雑多な雰囲気になってしまうからです。
特にナチュラルインテリアの場合、シンプルな家具が多いため、何も考えずに家具を購入すると、テイストやカラーが合っていないチグハグなインテリアになってしまうことがあります。
例えば、以下の画像のようにナチュラルな家具を置いたとしても、テイストや家具のカラーが違うものを置くと、チグハグに感じますよね。
こちらは、ナチュラルな雰囲気を意識するために、木目調のベッドや観葉植物を置いた部屋です。
しかし、同じ部屋にエレガントな化粧台やシックなガラステーブルなどテイストが違う家具があると、統一感がないように感じてしまいます。
さらに下の画像ように、同じ木目調の家具を置いたとしても、色味や素材が異なるとまとまりがなく、違和感のある印象を受けてしまうのです。
【統一感のないナチュラルインテリア】
ナチュラルインテリアを作るときは、下記のように、家具のテイストやカラーを統一すると、全体がまとまりおしゃれな部屋に仕上がります。
【色味や素材を統一したシンプルなナチュラルインテリア】
家具のテイストやカラーは、自分が目指すナチュラルインテリアのテイストを決めることで統一することができます。
部屋のテイストを決める場合は、先ほど「3. ナチュラルインテリアのコーディネート実例8つを紹介!」でご紹介した実例を参考にしてみてくださいね。
4-2. 配色は3色、多くても5色までに抑える
インテリアにおいて配色は重要です。ナチュラルインテリアをコーディネートする際は、配色を3色、多くても5色までに抑えましょう。
色が多くなりすぎると、全体的にまとまりにくく、ナチュラルインテリアの魅力である、自然の要素を損なう可能性があるからです。
こちらの画像のように、色が多くなりすぎると、雑多な印象になってしまいます。
「2-2. 自然な風合いの白やベージュ、アイボリー等のアースカラーを使う」で解説した通り、「ベースカラー70%:メインカラー25%:アクセントカラー5%」の配色比率を意識して組み合わせてみましょう。
以下の画像をご覧ください。こちらは、ベースカラーを白・メインカラーはオーク色・アクセントカラーにグリーンを使用しています。
ベースカラーの白は、カーペットやソファを使用します。メインカラーのオーク色はチェアやカゴなどの小物に。アクセントカラーの緑は、観葉植物やポスターなどを利用してナチュラルさを取り入れています。
配色を調整する際、既に床と壁で2色使われていますよね。
コツとして、一番範囲が広いベースとなる家具の色は、壁または床の色に合わせると、失敗しにくいです。統一感のあるコーディネートを作りやすくなりますよ。
「2-2. 自然な風合いの白やベージュ等のアースカラーを使う」でご紹介した淡いアースカラーを中心に、ベースカラーとメインカラーを決めて、差し色としてアクセントカラーを使用し抜け感を演出してみましょう。
4-3. 家具や雑貨、小物など物を置きすぎないようにする
家具や雑貨、小物など物を置きすぎないようにしましょう。
上の画像のように、必要以上に家具や雑貨、小物があると、生活感が出てしまい雑然とした雰囲気になってしまうからです。
ナチュラルインテリアは、シンプルで自然な風合いが魅力ですよね。物が多い部屋になってしまうと、落ち着いた雰囲気を損なう可能性があります。
ミニマリストのように極端にものを減らさなくてもよいですが、あなたが決めたテイストの家具や雑貨、小物に絞って置くことを心がけてみるのがおすすめです。
部屋の雰囲気に合わない本や文房具などの日用品は、キャビネットや収納ケースなどに隠すようにしてみてください。
上の画像のように、見せる収納と隠す収納のメリハリを出すことによって、すっきりとした印象を演出することができ、ナチュラルで落ち着いた空間を作ることができるでしょう。
4-4. 安っぽく見える家具や小物をセレクトしない
安っぽく見える家具や小物や小物をセレクトしないようにしましょう。
自然素材の質感に見えないうえ、表面の塗装が剥がれやすく劣化しやすいからです。
とくに、ナチュラルインテリアで多い木目調の家具は、安っぽく見える家具を選ぶと印刷した木目だと分かってしまい、おしゃれに見えません。
ナチュラルインテリアとして本格的にこだわりたいのであれば、天然の木である無垢材を使用した家具を選ぶのがおすすめです。とはいえ、無垢材は、高級品で中々手を出せないですよね。
そこでおすすめしたいのが「プリント化粧版」ではなく、傷や汚れに強い「メラミン化粧版」の素材を選ぶことです。
項目 | プリント化粧板 | メラミン化粧版 |
デザインの種類 | ◎ | ◎ |
素材 | 薄葉紙木質繊維板 | メラミン樹脂含浸紙フェノール樹脂クラフト含浸紙 |
木の質感 | × | 〇 |
価格 | ◎ | 〇 |
耐久性 | プリント膜が薄いため剥げやすい | メラミン樹脂で加工しているためキズや汚れに強い |
「プリント化粧版」は、単色だけでなく木目調のデザインも豊富で一見おしゃれに見えます。価格も安く購入しやすいのがメリットです。
しかし、近くで見てみると紙っぽい質感が拭えないうえ、傷に弱く表面が剥がれやすいデメリットがあります。すぐに劣化してしまい、チープに見えてしまう可能性があります。
一方、メラミン化粧板は傷や汚れに強く、木目調のデザインも豊富です。プリント化粧板に比べて、価格は高くなりますが、無垢材に比べるとリーズナブルに購入できます。
垢抜けた雰囲気のあるナチュラルインテリアにこだわりたいのであれば、安っぽく見える家具を選ばずに、細部までこだわりましょう。
インテリアの細部までこだわりたい方は、以下を参考にしてみてくださいね。
高見えするナチュラルインテリアの特徴
- メラミン化粧板を選ぶ
- 家具の裏側の見た目にこだわるため背面化粧仕上げを選ぶ
- ねじ穴が見えないものを選ぶ
- 脚部や取っ手など細部のデティールや素材にこだわったものを選ぶ など..
まとめ
ナチュラルインテリアのコーディネートの参考になりましたでしょうか?
最後にこの記事の内容についてまとめておきますので、振り返っておきましょう。
ナチュラルインテリアとは、シンプルを基調に自然素材を取り入れたテイストです。
シンプルな白やベージュのカラーを多く使い、木や緑などの天然素材の家具でまとめると、部屋全体が落ち着いたチュラルインテリアに仕上がります。
具体的にコーディネートしていくために、必ず以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
【ナチュラルインテリアでコーディネートするときに必ず押さえておきたいポイント3つ】
- 自然素材を活かしたインテリアを取り入れる
- 自然な風合いの白やベージュ、アイボリー等のアースカラーを多く使う
- 観葉植物などグリーンを取り入れる
実際にコーディネートをしていく際、どこからコーディネートすれば迷う方も多いですよね。実例を参考に、あなた好みのスタイルを見つけてマネしてみましょう。
実例を振り返りたい方は、以下のリンクからご覧になってください。
【ナチュラルインテリアのコーディネート実例8つを紹介!】
実際にコーディネートする際「思っていた雰囲気と違う」とお悩みの方も多くいらっしゃいます。
失敗しないためにも、ナチュラルインテリアをコーディネートするときの4つのコツを押さえておきましょう。
【 ナチュラルインテリアをコーディネートするときのコツ4つ】
- 家具のテイスト(テーマ)やカラーを統一する
- 配色は3色、多くても5色までに抑える
- 家具や雑貨、小物など物を置きすぎないようにする
- 安っぽく見える家具や小物をセレクトしない
この記事が、素敵なナチュラルインテリアの空間を作るお手伝いになれば幸いです。
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